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練習025 指導者選手選手シャトルのコース選手の動き
   ヌサマハスリ、マレーシア
人員 指導者1人(選手でも可)、選手3名
やり方 指導者が次々とネット上にヘアピンショットと同じ軌道のシャトルを投げ上げる。選手は、図のようにストレートのヘアピンとクロスへのプッシュを交互に打ち返していく。
 選手は、図のホームポジション@とショットする位置Aの間を連続で素早k動き、また、打点位置を出来るだけ上げるようにする。
 ヘアピンとプッシュがデセプションとなるように、手首と指を上手に使ってショットする。とくに、指の使い方はこの練習の最も重要なテーマであり、指導者のアドバイスを受けながら、やっていくことである。指導者不在の場合は、世界ランカーのビデオなどを注意深く見て、ネット前でのデセプションを研究することをお勧めする。例えば、ハーフィズ=ハーシム、タウフィック=ヒダーヤットのものを見てみよう。
本数 30球X3セットxフォア、バック
レベル
ポイント  デセプションとは、ショット時にコースを替えて打ち、相手を欺くショットのことである。ネット前のデセプションは、パワーのない選手でもでき、時間をかけて行なえば、熟練度は増してくる。このショットの熟練度が、シングルスを優勢に展開する要因の一つとなるほどである。
 デセプションの重要なポイントは、シャトルが打面に触る寸前まで、同じラケットの出し方でなければならないことであり、その点を指導者は注意してみておこう。次に、指をいかに上手に使ってグリップを操作するかにかかっている。
 ハーフィズ=ハーシムが1週間のうち2、3回はやっている練習方法で、実際のシングルスゲームにおいて彼のネットプッシュまでのタッチの速さは驚異的である。また、ネットプッシュであれ、ヘアピンであれ、さり気なく打てるのはこの練習の成果だと思う。
備考  下図、練習025−2は、同じ練習であるが、これは、コースをストレートプッシュとクロスヘアピンとしている。
練習025-2