タイトルの説明 |
バドミントン競技の名称は、世界中で様々な名で呼ばれていることと思います。この練習ページのタイトルの中に5つのよく聞く名称を並べてみました。 |
★バドミントン |
これは言わずと知れた日本語です。バドミントンと『ド』とするのが正式名称なのですが、ときどき、一般の人がバトミントンと『ト』と呼んでいることも多いですね。そう呼ばれるとプレーヤーは寂しく感じることもあります。ワープロ、パソコンなどでキーを打ってみると、バドミントンでもバトミントンでもちゃんとカタカナに変換されるんです。だから、いまだに様々な文書でバトミントンと『ト』でかかれているのを発見します。
なかには、競技とすればバドミントン(『ド』)、羽根突きはバトミントン(『ト』)って区別しているひともいるくらいですが、それは何の根拠もないことです。とりあえず、日本語では競技であれ、遊びであれ、バドミントンですね。 |
★Badminton |
これは英語です。それから世界のほとんどの国でこのように呼ばれてます。バドミントンの発祥がBadminton村だったことによります。地名がそのまま競技の名前になったのです。だからこのように呼ぶのが一番正しいはずです。 |
★羽毛球 |
「はけだま」とか「うもうきゅう」とか読む日本人がいますが、正しくは中国語で『うーまーちゅー』と読んでください。羽根または羽毛(うもう)がついた球で競技するからで、さすが漢字の国中国で、読んで字のごとしです。 |
★Bulutangkis |
これはインドネシア語の『ブルタンキス』です。さすが、サッカーはブラジル、バドミントンはインドネシアと言われるだけあって、インドネシアの国技のような競技で呼び名も特別です。
同じくマレーインドネシア語圏であり、インドネシア語とは標準語と関西弁くらいの違いしかないマレーシア語では、Bulutangkisと言っても一応通じますが、一般的にBadmintonを使います。ただ、マレーインドネシア語ではもともとBuluは羽根、Tangkisは「攻撃をかわす。受け返す。」などの意味がありますので、マレーシア人はこの意味に捉えることが多いのです。ただし、マレーシアの国民的英雄ミスボン=シデク氏の『Badminton
Teknik Asas(バドミントン基本技術)』という本には、シャトルのことをBulutangkisという語を使っていることも紹介しておきましょう。 |
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これは何語なのかわかりますか?これがアラビア語だとわかれば博学すし、これを『クラトッリーシュ』と読めたならマニア中のマニアです。
アラビア語は右から左へと読みますので、右のミミズの塊が『クラト』(球)で、左のミミズの塊は『リーシュ』(羽根)と読みます。繋ぎとして小さな『ツ』が入ってます。(正確には定冠詞)
アラブ諸国ではマイナーなスポーツですので、あまり知られていない単語ですが、アラブ人にこの単語を聞けば、「そういえば羽根を使うスポーツあったよなあ。エジプトのスポーツクラブやドバイのスポーツクラブでやってるって新聞で読んだことあるよ。オリンピックの種目名としても聞いたことあるよ」って程度の存在感です。ガックリ。
縁遠いはずのアラブとバドミントン。しかし、実は、アラビア語単語は、驚くほど私たちに身近なところにあるんです。何でしょう。実は、『ラケット』はアラビア語起源の単語なんです。
掌(手の平)という意味のアラビア語『ラーハト』、これが卓球ような木の打面、皮やストリングを張った打面のラケットの呼び名として、何らかのラケットゲームと共に、ヨーロッパに入り、以後ヨーロッパではボールを打つ打面を持つ道具をすべて『ラーハト⇒ラケット』と呼ぶようになりました。
ということで私たちが一番お世話になっているラケットは実はアラビア起源だったんです。
アラビア語起源の単語参照 |